昔話のいろいろな要素とアレンジを感じる物語です。
天女が、そうすけが釣りをしている池で水浴び?
なんとも天真爛漫な天女ですが、羽衣を取られた天女の行動がなんだか、「鶴の恩返し」のような「絵姿あねさま」のような…、天人というよりももう少俗っ気を感じさせてくれました。
そうすけが巻き上げられた羽衣を取り返すために、天女はそうすけの家出機を織り、素晴らしい布を織り上げて、羽衣のあるお城に乗り込みます。
なんだかそうすけと夫婦のようなのが不思議です。
羽衣を取り返した天女がそうすけに別れを告げます。
「もういいって。さようなら」
この一言に天女と宗助の関係を感じた私です。
なんだか、良いですよ。