表紙の大根がかわいいと、4歳の子が幼稚園から借りてきました。
ある年、村でたった一本大きく育った大根。
日陰となって子供の遊び場になり、風除けとして村を風害から守っていきます。
ところが大飯を食うことから、厄介だと思われてきて、大根は自分で出て行きます。
読みながら、ふと幼稚園の大きなイチョウの木を思い出しました。
子供たちは、木登りをしたり葉っぱをとったりブランコをつけたりして遊ぶけれど、
運動会のときには少し邪魔になり、秋は強烈に銀杏臭くて・・でもシンボルでといった存在が、この大根とダブりました。
恩恵を受けてる反面、面倒くさいことって他にも身近にたくさんありますが
感謝の気持を忘れてはいけないですね。
それにしても、大きくなるのが大根というのが、民話らしく面白かったです。
すたすた歩いていった大根の場面がとてもユニークでした。皆を温かく見守ってた大根さん、どこに行ったのかが気になります・・。