海彦山彦という言葉は聞いたことはあってもおはなしまでは、
ということが多いのではないでしょうか。
漁をしていたうみひこと、猟をしていたやまひこ。
兄弟で役割を交換してみたものの、どちらもうまくいきません。
挙句に弟のやまひこは、兄の大事な釣り針を海に落としてしまいます。
探して来い、と言われたやまひこが海で探している時に・・・。
少し「浦島太郎」的な展開ですね。
でもその後、兄弟そろって田んぼ作りをすることになるなど、
稲作の始まりを実感させてくれます。
そして、水の大切さも。
兄弟げんかの醜さもしっかりと描かれていますね。
「兄弟仲良くしてね!」という意味で
子ども達が読み取ってくれるといいのですが・・・。