ローリーポーリーは森深くにすむモンスター。人間をこわがらせるのが仕事です。
ところが、森でおどかした女の子が落としていった絵本で、彼の人生は急展開。
すっかり絵本に魅せられ、文字を覚え、自分で読めるようになると、ますます絵本に魅せられる。
他のモンスターまで巻き込んで、みんなが絵本に夢中、もう人間を脅かすどころではないのです。
「ゼラルダと人喰い鬼」って絵本をちょっと思い出す内容でした。
ゼラルダのおいしい料理を食べるようになってからは、人喰い鬼が、人を食べなくなったっていう話。
ローリーポーリーの熱中ぶりに、友達に手紙を出したくて、幼稚園の時に、ひらがなを教えてくれと言い、少しずつ文字を覚えた娘の小さい頃を思いだしました。
モンスターも、どれも、なんとなくひょうきんな風貌で、あまりこわ〜い感じじゃない絵もなかなかいいかな、と思います。