人間によって接着剤で目をふさがれてしまった子犬の
じゅんぺい。人間を見ると恐くてふるえてしまいます。
アメリカ人のマイケルさんによって保護され、
里親の元へ旅立つのです。
引き取られた先では人に捨てられ、人に傷つけられた
じゅんぺいですがいろんな人の心をほぐし
和ませてくれました。
あぁ、人間ってなんておろかなんだろう。
読み進めながらそう考えてしまいました。
それに比べて、動物はどんなに傷つけられても
無垢な心で人間を迎えてくれるんだろう!
表紙のじゅんぺいのイラストがかわいくて
図書館で手に取りましたが、こんなにも
深いお話しとは。とても感動しました。
この絵本は著者を同じくして
『瞬間接着剤で目をふさがれた犬 順平』をベース
として書かれたそうで、是非、こちらも読んで見たいと思いました。