同じ作者の かえるくんシリーズの妙な魅力に取り込まれているので、この本も読んでみました。
ワニくんの大傑作とは、真っ白なキャンバス。
画家が絵を描くのではなくて、買った人が自由に思い描くことができる素晴らしい絵なのです。
なかなか意味深長なお話でした。
人々は、自由に発想することを欲しているのかな。
それとも、現代こそ、押し付けではなく、心を解き放っていろいろ想像することが必要なのかな、といろいろ考えてしまいました。
でも、そんなことグダグダ考えなくて、白いキャンバスが一番素晴らしい絵だなんて面白い!と素直に楽しむのが、案外一番正しい読み方なのかもしれませんね。