『ロバのシルベスターとまほうのこいし』や『馬車でおつかいに』につながる、スタイグらしい絵本だと思います。
ブタのジークが、ゴミ集めの車から落とされたハーモニカをきれいにして曲を弾いてみたらそれは魔法のハーモニカでした。
ゴミを磨いても汚いものは汚いと思うのですが、魔法のハーモニカを演奏すると周りが眠くなってしまいます。
家族が眠ってしまったことに腹をたてたジークは家を飛び出してしまいますが、実は家族が眠ってしまったのはハーモニカのせいだったとわかり、自分の家を懐古し帰ろうと願います。
冒険の中でハーモニカに助けられながら、家に戻ったジーク。
展開がスタイグ的?
スタイグの絵はほのぼのとした画調で多く外れることはないように思います。