自分が他の犬と違うことを知ったときから、泣かなくなったジロのちょっと切なくなるお話です。
ずっと他の犬から疎外されてきたジロ。
やっとできた仲間にジロはとってもうれしかったはずです。
でもその仲間の危機に、ジロはある決断をします。
自ら仲間のもとを去るジロの姿がとても切ないです。
同じ悩みを持つ犬がいるということを知ったのが唯一心の救いになったことでしょう。
でも、個人的な願いとしては、今までの仲間がジロを受け入れるところを見たかったです。
だって、勇気を出して自分たちを守ってくれたボスなのですから。
他とちょっと違うものを個性として受け入れられる優しい心。
そんな心をみんなが持っていたら、今よりもっと幸せな世の中になるのではないかと思いました。