変わったタイトルだな、と思い手に取った一冊。
さっそく娘に読み聞かせようとタイトルを読み上げました。
そもそも、何なのかわからないので、どこにアクセントをつけるのか、どんな抑揚で読めばいいのかもわからない。
「ママ、めっきらもっきらどおんどんって、なに?」と娘。
「さあ、なんなんだろうねぇ?」と首をかしげながらページを開いていくと…なるほど!男の子が歌った、適当のめちゃくちゃの歌だったのですね!
そこから挿絵の色彩が一気にダークな感じになり、娘は私の袖をぎゅうっとつかんで少し怖がっている様子。だけど、登場するおばけたちの小さい子供のような無邪気さと遊び、リズミカルでへんてこな名前で、楽しい内容でした。海外生活の私たちには、物語の舞台が神社だったり、出てくるおばけも日本的な妖怪なのが良かったです。
最後には、多くの子供にとって一番ホッとする存在であろう「おかあさん」の言葉で現実の世界に戻ってこられるところがいいですね。起承転結がちゃんとあって、読後感の良い物語です。