頭にぼうしを高〜く重ねて歩く行商人の姿もとてもユーモラスだけど、何でも真似をしてくるサルが小憎らしくもあり、また可愛くもあるんだな。表情がカワイイし。
サルのセリフの「ツー、ツー、ツー、」を、行商人の真似をしてるんだってことを意識して読んであげたら、このお話の楽しさがよりよく伝わるみたいです。お話の真ん中辺り、木の枝いっぱいに帽子を被ったサルがたくさん現れるシーンなんか、子供たちはとても喜んでくれていました。そして真似の繰り返し。どんどん腹を立てていく行商人と、ただ真似しているだけのサル。子供たちの笑い声が聞こえるたびに、読んでて思わず「やったぁ〜!」と嬉しくなります。
ぼうしが1つ50円っていうのも・・・ね!