表紙絵のピンク色をみて、最近あまり見かけないピンク色だな〜と思い手に取りました。
サクラの季節までこちらはまだ遠いんですが、どうしても白一色の世界に囲まれていると、色のある世界へ憧れてこういう絵本が気になります。
丘の上の岩は、ぽつんといつも一人。
そこへ、小さな赤い実が一つ、ころん。
さみしかった岩は…。
やって来た小さな友だちを大切にする岩の優しさがいい。
芽が出て、いくつもの季節を一緒に過ごし、見つめ合っている絵が可愛い。
赤い実の成長に読んでいて、嬉しくなりました。
お友だちが増えていく様子も微笑ましい。
ラストのページの美しさに、春がやっぱり待ち遠しくなりました。