この絵本は、地球の人々が第二の地球を求めて宇宙を駆け巡ることから始まります。駆け巡る宇宙飛行士たちの中には、子ども宇宙飛行士もいます。
その子ども宇宙飛行士たちは、ある星を発見します。その星は、人間が安心して住めそうな快適な星で、最初に見つけたのは、子どものパンダたち。
小さくて愛らしいって、なんて強いのでしょう!
ページをめくっていくうちに、読者の心は子ども宇宙飛行士たちの心と同じになっていきます。
そして子ども宇宙飛行士たちが下した決断に、
「そうでしょう、そうでしょう」
と、心の底から納得するのです。
この絵本は、お話の展開もかわいらしいですが、ページのそこかしこに描かれているパンダたちの愛らしさがたまりません。
絵だけでも、じゅうぶん楽しく読めると思います。