題名からすると、一体何を急ぐ事があるんだろうと気になりました。それに表紙のモグラが沢山着込んでおしゃれして、大荷物を持っているのでこれから何をするのかも気になり、手にとってしまいました。主人公のモグラのおじいちゃんは、始めから終わりまでひたすら「いそがなくっちゃ」を口にして先を急いでいます。結局モグラのおじいちゃんが急いでいた理由とは・・孫達に誕生日プレゼントを届けに行く最中だったのです。それも面白いことに家から出発して、ひたすら真っ直ぐに走ってたどり着いたのです。その来る道のりで喧嘩している動物達に遭遇したという偶然さ。でもモグラのおじいちゃんのおかげで仲直りできて一安心。誰でも喧嘩してるとヒートアップしちゃうことってありますよね?でもそんな時こんな風にモグラのおじいちゃんが通り去ってくれると、なんだか喧嘩してるのもバカらしくなっちゃって、なんで喧嘩してたのかって???になっちゃいます。この絵本を読んだ後、子供達は「いそがなくっちゃ」が口癖になりました。きっと意味はあんまりわかってないんだろうけどね〜。