私が子どもの頃に読んだ本で、とても印象深かったのですが、大人になってからは、あまり見かけなくなりました。
ちょっと前に子どもの耳鼻科の待合室で発見。
「そうそう、この本よ!」と大喜びで、読み始めました。
動物達の絵がリアルで、決して明るい絵ではなく、むしろちょっと陰のあるような絵なのですが、それがなぜかこの本に合うのです。
3編のお話が入っていますが、個人的には、わがままを言って次々に子守を代えるネズミの話、「ばかなこねずみ」が一番印象深いです。
イソップ童話みたいに、教訓らしきものもあり、最後が怖いお話です。
古い感じがする絵本ですが、とても面白いので、図書館でももっと置いてくれるといいのですけれど。