日本人は昔から桜が好きですよね。花といえば桜ですから。咲いている期間が短くて、パッと散ってしまうというのもはかなげな風情があってよいのでしょう。
息子が図書館で選んだ本なのですが、桜の咲く頃のさまざまな日本の風景が描かれています。この絵本を読むと、散りゆく桜の木に「また来年ね」と声をかけたくなります。桜のある日本に生まれてよかったなと感じます。
昭和30年代ぐらいの日本の風景を描いているのでしょうか、とても郷愁を感じる絵です。一場面一場面が画集を開いているようでもあり、桜の季節はもちろん、時々出して桜を眺めてみたくなるそんな絵本です。