アメリカでは、人種を超えた結婚も珍しいことではないので、この本のような状況は実際にそこここで有り得ることだと思います。我が家でもそうです。娘は、まったく自分自身と結びつけることなく、純真にしろちゃんのお話を楽しんでいます。しろちゃんが、わざとどろんこになったりして、毛を汚してしまう場面が、1番好き。「みんなと同じにならなくても、ありのまんまでいいのよ」というメッセージは、娘には伝わっていないかもしれませんが、これから先も、そんな気持ちで、この子を育てていきたいな、と思っています。裏表紙の、白猫のお父さん、黒猫のお母さん、3匹の黒猫お兄さんたち、そしてしろちゃんの仲良し家族の絵に、心が和みます。