ディック・ブルーナの1964年の作品です。
ミッフィーでつとに知られていますが、今回の作品の主人公はちいさいさかな。
ちいさなさかなは、おなかがペコペコ。
食べ物を探していると、水面のあひるや白鳥は、おんなのこからパンくずを貰っています。
でも、水中までは、届きません。
そのとき、ちいさなさかなは涙しますが、シンプルでとても分かり易い絵だと思います。
その後、おんなのこが池に落ちて、それをちいさなさかなが背中に乗せて助けるのですが、これでは、ちいさなさかなどころではありません。
巨大魚と言っても差し支えない位です。
登場するさかな、あひる、白鳥といったキャラクターは、どれも魅力的なので純粋に絵を楽しむ絵本と考えれば良いと思います。
文章量も対象年齢に比すると多めな感じが否めません。