この絵本の絵を担当されている高森登志夫さんは画家です。(絵本作家ではなくて、画家)
どのようないきさつで、この本を手掛けられたのかはわかりませんが、子どもの絵本でも手を抜かず、一本一本、一枝一枝その木の特徴をわかりやすく丁寧に描いてくれていて、とても好感がわきました。
パッと見、離れてみたら「写真だ」と思ってしまうくらい生き生きとした木々の絵でした。
四季折々の花や葉、実や紅葉も描かれていて、木の世界を堪能させてもらいました。
各ページにたくさんの木やそのは、実などの説明が書かれていますが、本文そのものは最低限必要な言葉のみで語られているので、すっきりしています。
特に植物の好きな方にはお薦めします。
調べ学習などにも意外と使えるかもしれません。