小さな頃から自然を愛し、今のように環境保護という言葉が
当たり前でない時代に、
人間の行いに警鐘をならしたレイチェル・カーソンの人生が
語られた絵本です。
飛行機による殺虫剤の散布で鳥が大量に死んでしまったことについて、
「人間は、いったい、なぜ、大切な地球にこんなひどいことができるのでしょうか?
すべての生き物は、複雑な命のつながりの網で、結ばれあっているのが
わからないのでしょうか?」
という文章が胸をうちます。
最後まで読むと涙が出てしまいました。
これを読めばきっと、普段の行動で変えるべきところがあるんじゃないかと
自分を見つめなおす機会になります。
小さな子には難しい文章ですが、小学生くらいのお子様には
ぜひ読んでいただき、
自然を愛し守る気持ちを育てていただけたらと思います。