いろんなクリスマスの絵本があって、どれもこれもすてきなのですが、
クリスマスイブの静けさと、ドキドキした気持ちと、キラキラした光をこんなにすてきに描いた絵本があるなんてと、大感激しました。
クリスマスイブは、どんなことも起こりそうな事を想い出させてくれます。
オールズバーグさんの絵本は大人っぽくて、お話も長いものが
多いのですが、これは小さなお子さんから、昔子供だった大きな大人まで、
きっと心がきゅっとなる絵本だと思います。
鈴の音が聞こえる人でいれてるのかな?と誰もが素直に思ってしまうのではないでしょうか?
映画もきっとすてきだと思うけれども、絵本の方が心に刻み込まれるような短い文と、静けさと明るさが一緒になった神秘的な絵と一緒になって、きっとみんなを広い想像の世界につれってくれると思います。村上さん(絵本と同じくらい大好き)の素敵な訳が、さらに心に響く余韻をいっぱい残してくれます。
寒い静かな夜に、ゆったりと読んでほしい絵本です。