表紙の絵を見て頂けると分かると思うのですが、
ほんわか優しい色合いとイラストの絵本です。
主人公のゆきだるまは、村の子供達が作ったもの。
その子供達も、もう遊びに来なくなり、
ゆきだるまはずっと、一人ぼっちでした。
ある日、山の動物達の会話の中に
「春」という言葉を聞いて、春ってなんだろう…と
ゆきだるまは疑問に思うのでした。
山の動物達は口々に春がどんなものか話してくれ
ゆきだるまは一層、春が待ち遠しくなりました。
暖かくなって春となり、動物達は大喜び!
夢中になって遊んでしまい、
ゆきだるまに春を届ける約束をしていたことを思い出した頃には
ゆきだるまは解けてしまっていました。
でも、ゆきだるまのいた場所に、
まっしろい綺麗な花が咲き乱れていたのでした。
まるで、ゆきだるまの白を思わせるような。。
春に憧れるゆきだるま、暖かくなったら解けてしまうところが
なんとも残念なような、もの悲しいような気がします。
でも春を届けてあげようという、動物達の温かく優しい気持ちに
嬉しくなります♪