この絵本では数学の「x」に出会うことができます。
と言っても絵本の中にxという言葉は出てきません。
「ふしぎなきかい」のパートのその「機械」がxにあたる存在で、原因と結果、その間をつなぐブラックボックスが楽しく描かれています。
日常に引き寄せやすく、3才くらいから親しめるかなぁと思います。
この絵本が楽しいのはリアルな体験との掛け合わせで、「ふしぎなきかい」にお菓子を入れて、累乗にして食べたいお菓子を増やしてみんなに配っていくなんて妄想で盛り上がりました。まるでマジシャンになったような気分ですね。
中学生くらいの授業でxに出会ったとき、どんな気持ちになるのでしょう、この「ふしぎなきかい」を思い出すかな?ママは思い出しても出さなくてもいいけど、xとの再会を楽しみにしています。