「このお話はいいお話だね」と読み終わったら息子が言いました。私が「どうして?」と聞くと「だって『ぶたのたね』みたいに悪いことばっかりじゃなくて何か食べられるから」と息子は答えました。
息子は佐々木マキの本をたくさん読んでいるので、佐々木マキの本では良いことはおこらないと思っているようです。「こどものとも012」に掲載された作品ですが「このお話はいいお話だ」と言いながら何度もページをめくっていました。
たとえば「おなかのすいたうさぎさん にんじんぽりぽりたべました」というように擬音語とセットになっているので、うさぎ・にんじん・ぽりぽりと3つの言葉を覚えられます。離乳食期には「うさぎさん にんじんおいしそうに食べてるね ○○ちゃんも食べようか」というように、言葉がけができそうです。楽しい離乳食を応援してくれそう。
息子が離乳食の頃は、食べないことばかり気になって「楽しく食べる」ということを忘れていたので、離乳食の時にこの本があったらよかったなと思いました。動物たちの物を食べている姿はどれもとてもおいしそうな顔をしているからです。