キルギスの少女ジャミーラが、山に住む祖父母宅で過ごしたひと夏の様子を描いてあります。
放牧民のテントでの生活も興味深いですが、
メインは、黒い子馬との出会いです。
けがをしていたので、おじいちゃんを手伝いながら、ジャミーラも一生懸命世話するのです。
キルギスの言葉で「愛」という「マハバット」という名前を付けるなど、
ジャミーラの愛情が伝わってきます。
もちろん、マハバットは無事回復しますが、そこまでのジャミーラの献身あってのこと。
すごい、すごい。
だからこそ、ジャミーラが帰る際も、絆があるので、しんみり、ではないのです。
この絆、愛おしいです。