我が家の次女が、まだ2歳の頃,よくこの本を読んでくれと頼まれました。それというのも,彼女はバレエのくるみ割り人形を鑑賞するのがとても好きで,その中でも,特別気に入っている、おもちゃの兵隊の場面の曲が好きなのですが、一通り、この、”おーちゃんのオーケストラ”をよんで、いろいろな楽器の音を、逐一声でまねて紹介したあと,みんなが集まって演奏会をしている最後のページでは,くるみ割り人形の、あの曲を歌ってやりました。これがひとつのきっかけとなり,彼女はバイオリンという存在を知り,2歳のときに”バイオリンをしたい”と言い出し,今でも続けています。彼女にとって、自分の楽器に出会うきっかけになった、大切な一冊です。