ネットで本の検索をしていて、飯野和好さんの随分とインパクトのある表紙絵に魅せられ、取り寄せてみました。
児童書ですが、イラストが多く「絵物語」といった作りになっています。
字はそれほど大きくはありません。文庫や大人用の書籍に比べると多少大きいかな?という程度です。
漢字にも振り仮名は降ってありますが、小学校中学年くらいまでに習うような、簡単な漢字には振り仮名はありませんでした。
なので、対象は中学年以上ではないでしょうか?
うちの子の場合、私がぜひ読んでもらいたいなと思う作品は、
あえて「これ面白そ〜」と言いながら、
最初の部分や見出しの部分を目の前で音読してみるんです。
そうすると、たいがい食いついてきますね〜。
この本にしてもそうでした。
「わ〜。もう、それ以上読まないで!自分で読むから」と、ひったくられました。
たいして長い物語ではないので、私が全部音読してもいいんですが、
最近、自分のペースで読みたがることが多くなってきたので、
その時は素直に渡してあげることにしています。
物語は、非常に気まじめな「マジヒコ」さん(結構いい年をしておじさんの主人公)が、うっかり夜中に目をさましてみると、そこには自分そっくりのオバケが…!!
こうして、マジヒコ氏とオバケとの交流が始まっていきます。
たかどのさんのテンポのいいストーリーに、
最初に描きましたけど、飯野さんのインパクトのあるイラストで、
読み手はどんどん物語の中に引き込まれていきます。
(少なくとは私はそうでした)
絵本ではちょっと物足りなくなってきたかも〜いうお子さん!
お薦めです。まずは手にとって、表紙絵を見てください。
ほら、もうこの本が離せなくなります。