図書館のブックトークで勧められた絵本です。夏休みに子どもたちと読むのにぴったりのお話でした。みずみずしく色彩豊かな絵に心をうばわれ、大人も自分が小さかった頃を思い出して、とても懐かしい気分になります。関西弁の語り口調もやさしくて、温かな気分になりました。
カッパの子どもガータロに誘われたおっきょちゃんが、水の中のカッパの世界で遊びにいきます。おまつりのもちを食べて水の外のことを忘れてしまうところでは、ドキドキしてちょっぴりこわくなりますが、最後にはホッとして、心地よい感じが胸に残ります。
帰ってきたおっきょちゃんが、カッパの世界のことは忘れてしまったけれど、泳ぎがとっても上手になっているというラストが、また嬉しい気持ちにさせます。