北欧に伝わるお話だそうです。
雌鳥のコッコさん、ひよこのタッペンを連れて、森へ種を探しに。
タッペンがおもわず大きな種を飲み込み、コンコンが止まりません。
あわてた、コッコさんは泉へ水を求めて…。
泉はコップがなければ、水をくめない。
コップを求めて、樫の木へ。
でも樫の木を揺すってくれる人がいなければ…。
と、延々と続きます。
積み上げ歌の形を取って、読み手をお話へ引き込みます。
なにしろ、タッペンが大変なんですから、読んでて、『早く早く』って、思っちゃいます。
牛のところで、なんの皮をもらうのかと考えました。
こびとさんたちのところで、感激。
なんていい人たちなんでしょう。
お話がタッペンまで、もどるまで、全て解決しました。
それにしても可愛らしいコップでした。
「なんて、のんびりしてるんだ、靴ができるまで時間がかかりそう」と笑っていました。
デンマークのお話の『ふとっちょねこ』を思い出しました。