幼稚園児のこうたくんが見つけた不思議な生き物、くうたん。
そのくうたんと過ごした、こうたくん一家の夏の出来事です。
抱き枕のような容姿のくうたんですが、家族は違和感なく受け入れます。
このくうたん、シンプルなのに本当にかわいらしいので、
この家族の気持ちも理解できてしまいますね。
特に女の子ははまりそうです。
ところが、見る見るうちに大きくなって、家に置いておけなくなるのです。
このハプニングに、家族はどう対応するのでしょうか。
何気ない家族の様子がそっと浮き彫りになり、
家族愛がほのかに感じられます。
不思議な読後感でした。