人間の女の子ニアと亀のアルフィーが出会ったのは互いに6歳の時で、ニアはアルフィーを家で飼うことにしました。
ニアは仲良くなりたくて、話しかけたり踊ったりプレゼントしたりしますが、亀のアルフィーはなんの反応も示しません。
だからニアは、アルフィーのことを次第に忘れるようになりました。
そして7歳の誕生日の朝、アルフィーが、いなくなってしまいました。
いなくなるまでの1年間、アルフィーは何を考えて過ごしていたでしょう?
実は、ニアがしてくれる全てのことに、喜んでいたのです!
そしていなくなったことにも理由があって……。
アルフィーは亀ですから動作も遅く反応も鈍く、何を考えているのか分かりません。
それは人間関係にも当てはまって、相手が何を考えているのか分からないことがあります。
けれどその時すぐに見切りをつけずにおおらかな気持ちで見てみると、その人の良さや本心が理解できて、素敵な関係を築けるのかもしれません。
この絵本から、人間関係の良好な築き方を教えてもらった気がします。