あこちゃんは、ねこに道案内をたのみました。違う八百屋に連れていかれたけれど、約束のさんまをちゃんとねこにあげるなんてやさしいね、と子どもが言っていました。とうとうあこちゃんは「おばあちゃんのちかくのやおやさん」と、はっきり言うことができました。半ばパニックになってるはずなのに、あこちゃんはしっかりしてるな、と感心しました。
ママはしばらくの間、あかちゃんにかかりきりになってしまうけれど、あこちゃんにはおばあちゃんと3匹のねこがいるからもうさびしくないですね。
おばあちゃんには、おもいがけなく3匹の友達ができました。引っ越してきたばかりだけれど楽しくなりそうです。
おばあちゃんのクッキーが、ねこと魚(さんま?)の形になっているのがおもしろいです。子供が以前見たことのある、しいたけのほだ木を、本の中で見つけておもしろがっていました。子供って細かいとこまでよくみているな、と思いました。
すすきの穂がゆれるまちは、気持のいい風がふいていそうです。これからあこちゃんと3匹のねこは、まちのあちこちをずんずんあるくのでしょう。あこちゃんの元気をわけてもらえる楽しい絵本です。