あとがきで、松谷みよ子さんが書かれていたことが胸にしみました。
こもりうたで育つ日本のお子さんが少ないこと。
これは、生の声を届けて育てるということがなくなっているんだろうということにつながります。
よく音痴だから、CDをかけていますというお母さんのことも耳にします。
音痴ということは全く子どもにとっては関係はない、お母さんの声を聞いているのだからということを聞いたこともあります。
乳幼児の読み聞かせとブックスタートが盛んになってきた背景にはこのようなこともあるのでしょうね。
絵本を開いてみました。
ブルーを基調とした絵がとても柔らかく、訳文もとても優しい響きがありました。
これもまた、自分は読み聞かせが上手ではないので、CDやお話会へ行くという話も耳にすることがあります。
上手下手は全く関係ないと思うのです。
どうか、親御さんの声でお子さんに話しかけるようにこの本を読み聞かせてみてください。