新刊
はじめてのクリスマス

はじめてのクリスマス(偕成社)

人気コンビがおくる、新作クリスマス絵本

  • かわいい
  • ギフト
  • ためしよみ

酢の絵本」 渡”邉恵’里’さんの声

酢の絵本 作:やなぎだふじはる
絵:やまふくあけみ
出版社:農山漁村文化協会(農文協)
税込価格:\2,750
発行日:2006年
ISBN:9784540052002
評価スコア 4
評価ランキング 33,003
みんなの声 総数 1
  • この絵本のレビューを書く
  • 調味料として使われる「酢」。酢の始まり、作り方、種類、発酵のしくみ、自宅でできる酢の作り方と実習、料理などを紹介。

    おそらく最古の調味料の1つ、酢。このシリーズは身近にあるものでも意外と知らないことが多いので、読み応えがある。大人も充分満足できる、濃い内容。

    自宅で柿酢を作ったことがあるが、出来てすぐはあまりおいしくなかった。がっかりしてしばらく放置してから、改めて味見したら、おいしくなっていた。不思議に思っていたが、熟成させることで味が変わるのを知り、納得した。
    麹や米を使って、自宅でも黒酢や米酢を作ることができると知り、驚く。ただ、1年くらいはゆっくり熟成させる場所が必要。鹿児島には、野外に壷を置いて熟成させるそうで、広大な敷地に酢の壷がたくさん置いてある様子は圧巻だ。

    果物や穀物などでお酒を作り、その後、酢酸菌によって酢になる。酢になりそこねると、雑菌が繁殖して、分解されて自然に還る。その様子がダイナミックなイラストで表現され、命の循環や、自然のしくみの不思議さを感じられて楽しい。
    神話の時代を思わせる雰囲気の絵が、発酵の素敵さを盛り上げてくれて、見ているだけでも楽しい。

    酢の研究者が書いたので、内容がしっかりしている。巻末にはより詳しい解説もあり、年齢に応じた、充実した読書ができる。

    投稿日:2021/07/16

    参考になりました
    感謝
    0

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「酢の絵本」のみんなの声を見る

「酢の絵本」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

いないいないばあ / ぐりとぐら

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



絵本ナビ編集長『はじめての絵本 赤ちゃんから大人まで』2月24日発売!

みんなの声(1人)

絵本の評価(4)


全ページためしよみ
年齢別絵本セット