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ダイズの絵本」 渡”邉恵’里’さんの声

ダイズの絵本 作:国分牧衛
絵:上野 直大
出版社:農山漁村文化協会(農文協)
税込価格:\2,750
発行日:1998年
ISBN:9784540971358
評価スコア 4.33
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みんなの声 総数 2
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  • 根粒菌とともに

    1998年刊行。大豆の種を蒔いてから収穫するまでの様子、利用法、大豆に関係する行事や昔話、不思議な性質などを紹介する絵本。

    身近な食べ物なのに、意外と知らないことばかり。
    節分で撒く大豆と、豆腐と、味噌と、枝豆が同じ豆だとは。がんもどきや油揚げ、納豆など、加工品もたくさんあるけど、全部大豆。普段の食事が大豆に大いに支えられていることがわかる。

    栽培の方は、全然しらないことばかり。
    大豆を植えると、根っこに微生物が住み着き、大豆と一緒に共同生活を始める。お互いに持ちつ持たれつである上、大豆の収穫後も、よい影響が畑に残るという。
    こんなに有用な植物は珍しい? いや、実は、人間がきちんと調べていないだけで、植物はどんな植物も何かの役に立っているのだろう。

    鳩が大豆を食べたり、枝豆になった後からはカメムシとの闘いがあり、きれいな大豆を収穫するのは大変だ。お店で見かける粒のそろった傷のない大豆は、実は大変な手間暇をかけて育て、収穫し、選別した結果だとわかった。また、鳥や虫に食べられることなく生き残った強運の豆でもある!
    大豆の大変さがわかったので、毎日の食事が楽しくなり、ありがたくなった。

    今日も、大豆さん、農家さん、ありがとう。

    投稿日:2022/02/25

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