初めに、タイトルが気になったのですが、
『おつきさまとあそんだ』じゃないんだ。ってところにね。
どうして“よる”もつけたのかな?
でも、その疑問もお話しを読んでみると、はは〜ん♪と、自然に納得するんです。
そして、心が温かくなって来て安心感を与えてくれるのです。
全体的に「お月様色」というのでしょうか?あわ〜い黄色色の挿絵が
子どもたちが家路に帰った後の公園の雰囲気や
夜道の優しい月明かり、そして温かな家庭の雰囲気までしっかり演出。
表紙のぶらんこに乗ったこぐまちゃんが月まで届きそうな絵も
お話しの中では更に大胆に描かれていて子供心を思いっきりくすぐってくれます。
また、満月の夜には天体望遠鏡でお月様鑑賞をしてる我が家にはたまらない程
表情豊かなお月様もお月様鑑賞へ更なる楽しみをもたらしてくれたようです。
小さい子から大人まできれいなお月様を眺めるとすごく癒されると思いますが
この絵本はまさにその癒しをいっぱい含んだ絵本で
おやすみ前の子どもたちに最適なお話しだと思います。(もちろん大人にもね!)
お月様がきれいな秋の季節に、是非、お楽しみ下さいね!