『くまのコールテンくん』に出会って、なんて安心感を与えてくれる結末の絵本なんだろうと感動してから、何年経ったことでしょう。今年は、ひょんなことからコールテンくんには続編があることを遅ればせながら知り、そして、この絵本にも出会いました。
コールテンくんシリーズ3冊を読んでみて(内1冊は、フリーマンに基づくという本でしたが)、このシリーズには、「好奇心旺盛な探検好きなくまのぬいぐるみの話」という副題を付けたほうがいいんじゃないか?!と思いました。本当、このくまちゃんはよく旅に出るんですよね。そして、必ずという程、いい人に巡り逢えます。
くまちゃんは人間でいうと、3歳くらいの設定なのでしょうか? 口癖のような『ずっとXXしてみたかったんだ』というのがとても可愛らしく、そして色々な騒動を起こすのがこれまたクスっと笑え、そして最後に、優しいリサちゃんの大きな愛に包まれるというパターンがありますが、中1になった息子にも見せてあげたら、今回もまた、クスっと笑っており、やっぱりこの絵本の魅力はそこだなぁと思います。
あれ? コールテンくんは最初、ポケット、ついてなかったんだっけ?と、本棚から出してきて調べてしまいました。本当についていなかったんですね。なんかそんなところに注目して、続きの話が書けるってすごいなぁ。
やりたい放題なくまちゃんの話、お薦めです。是非、読んでみてください。