内容が盛りだくさんで
どこに的を絞って感想を書いたら良いのか迷ってしまいました。
それもそのはず…この絵本は
世界中の1800人もの子供達が クエンティン・ブレイク氏に
それぞれの思いを託して出来上がった絵本だったのです。
世界各地に点在する社会問題
…廃棄物・いじめ・大気汚染・戦争・児童労働・差別…
ページをめくる度に 様々な問題が入れ替わり出てきて
その都度考えさせられます。
大勢で読んで ディスカッションするも良し
家族で読んで 一家団欒するのも良し
もちろん一人で読んで
自分の感想を深く掘り下げるのも良し…
そんな絵本だと思います。
しかしながら これらの社会問題や
身勝手な大人たちの犠牲になるのは
いつも子供達なのですよね。
将来大人になる子供たちだけではなく
現在大人である人たちにも
是非読んでもらいたい内容だと感じました。
最後の場面で 再び空高く飛び立った帆掛け舟は
どこへと向かっていったのでしょうか…。
平和で 誰もが安心して暮らせる世界に飛び立ったと信じたいです。