戦争で、疎開してきた私とシンペイちゃんの心の交流を描いています。シンペイちゃんは、私の家が、空襲で焼かれたあくる日、小さくなった鉛筆で作ったおひなさまをくれます。明日には、三人官女もくれると約束をしますが、シンペイちゃんは、その晩の空襲で死んでしまいます。
とても、悲しい物語ですが、こどもにも、戦争ってこんなにもむごいことなんだ、ということを知っておいてほしいと思い読んであげました。
今の世の中が、平和すぎて、そのありがたさを忘れてしまいそうですが、時々は、この本を読んで戦争は、絶対してはいけないという思いを確認したいものです。