この本は表紙のデザインとタイトルがおしゃれで学生の時に友人にプレゼントしたことがありました。
今回絵本として子どもと読んでみました。正直本の内容は全く忘れていたのですが・・・。いい内容だと改めて気づきました。
夜になると黒いマントの3にんぐみがどろぼうになって街へ繰り出します。とーってもこわくて、狙われたらたいへん!おどしの道具もちゃんと持ってるんだから!!どうしよう、命まで狙っちゃうのかな・・・?
けれどある晩、ティファニーちゃんと出会うことによって大きく運命がかわります。彼女の一言で、彼らの行動が以外な展開になっていくのがこの本の面白いところです。
子どもも最初は抵抗があったようですが(本のカラーも青と黒がベースなので)、話の後半では「みんなどうなったの?」「なんでなんで?」と質問攻めに。最後は「おもしろかった!」と言っていました。
改めて読んでみて、最初は単なるどろぼうの話かなと思ってましたが、彼らのおどし道具もなかなかしゃれていて、ティファニーちゃんの扱いも素敵。ちゃんと子どもの意見を素直に受け入れます。彼らは思いやりがあって、とても心がきれいなのかなと思いました。
彼女と出会ったことで彼らの向かう方向がちゃんと照らし出された感じがしてよかった!感動しました。
最初の暗い場面と後半の穏やかな場面が見れて、読んだ後はほっとできる作品です。村のひとたちからも尊敬されたこの3にんは本当に素敵だなと思いました。