おしゃれと一言でいうけれど、子どもの言い分と、大人の言い分と、どこまで行けば仲良くわかり合えるのか、世界共通の問題だなあ、そう感じながら読み始めるのです。この絵本の舞台セネガルでは、日本と異なる何か、意図することが三つ編みにあるのでしょうね。民族色豊かな色彩と模様だって、意味があるのですから。
作中にいのちの大切さ、人との関わり方、子どもと大人との会話があふれています。ひとつひとつ、一段一段大人なっていくことを、ビントゥのおばあちゃんを通じて聞かされている、そんな気持になりました。ゆっくりでいいんだよってね。感謝。