9歳の息子と絵本をめくっていたら、まだ幼稚園にも入っていない3歳までもが「ボクはチョコがっこうがいい!!」と首を突っ込んできましたよ。楽しいことを見つけるアンテナ感度の良さ、子供には絶対に叶わないですね。
様変わりした学校でまいごになってしまった校長先生を、終始「めがねの赤ネクタイ」呼ばわり(笑)しながら、心配した子供たちがジェット椅子に乗って救出に行くというストーリーは、なんともユニークで目が離せなかったです。こうやって大人と子供がフラットな関係を築ける学校があったら素晴らしいよなーと羨ましくなりました。学校は子供が主役でなくてはならん!と改めて思ったりしました。
毎度のことですが、のりたけワールドは隅々まで読み落とさないようにしないと、細かいネタの笑い残しがあってもったいないので、板書の細かい文字も息子たちと繰り返し繰り返し読みました。
どのページの子供も生き生きと学び、めいっぱい遊んでいて、息子たちの居場所もこうであってほしいと願わずにはいられない、そんな素敵な絵本でした。
あと余談ですが、のりたけさんのねり消し作りに対する情熱は尋常じゃないなと思いました(笑)。さぞかし腕の良いねり消し職人だったんだろうと想像も膨らみ、同時代に子どもだった私も懐かしい気持ちに浸ることができました。