地元柄、時々熊出没のニュースを見て、嫌だなーなんて思っていたのですが、この本のあとがきを読んで、熊や動物達も被害者なんだなと考えさせられました。
熊たちの住む山へ、どんどん人間が侵入し居場所がなくなり、餌場もなくなる。そして、この絵本にでてくる熊さんのように人里に餌を求めてやってきて、撃たれてしまう。
この絵本にでてくる熊さんは、本当に優しくて、子供達のえさを求めて人里にやってきてしまいます。
そして、てっぽうで撃たれながらも、子供達に餌を持ち帰ります。子供たちも傷ついたくまさんのずっとそばに寄り添いながら、雪に埋もれていってしまうのですが、本当に悲しい気持ちになります。もう少し、子供が大きくなってこの本の内容が理解できるようになったら読んでほしい本です。