横長のイメージのあるぐりとぐらシリーズの中で、珍しく縦向きの絵本です。
ぐりとぐらが雪の上に大きな足跡を見つけるところからお話は始まり、その足跡を追いかけて自分たちの家へ。
すごく大きな靴やてぶくろ、くつした・・・
だんだんドキドキしてきます。
初めてだとちょっと怖いかも。
ミステリアス(!?)なお客様がだれなのか・・・
その正体はクリスマスに来るあの人なのですが、安易にその名前を書いていないところが私は好きです。
謎に包まれていて、みんなから想像されすぎて
ある意味神様か魔法使いのようなイメージになっている「あの人」が、
もっと親しみやすく、リアルな人間として描かれています。
繰り返し読んでいると、お客様をみつけるまでのドキドキが
「先を知ってるからこそのワクワク」に変わって、それも楽しいです。
最後のシーンは、いつものみんなで楽しいパーティー。
カメさんやカエルさんもちゃんと来ていて、いつも木の上のフクロウさんも今日はソファに。とっても楽しそうで大好きです。
これからの季節に、ぜひお勧めしたいです!