えほん世界のおはなしシリーズの13で、アンドレ・ダーハンという方が絵を描いています。改めて読んだのですが、アラジンって「あっとおどろくような 、うつくしい男の子」だったのですね。知りませんでした。
アラジンは、おじさんと名乗る男の人に連れて行かれます。でも実は魔法使い。魔法使いは穴の中にランプを取りに行かせます。
ここまで読んで、何かに似ていると思ったら、最近読んだアンデルセンの「火うち石でおまたせワン!」というお話です。
お姫様も出てきますし、お金持ちになるところもよく似ています。ひょっとしてアンデルセンは、このお話にヒントを得たのではないかと思いました。
アラジンの知力で、富とお姫様を手に入れる訳ですね。
しびれ薬で、魔法使いが死んでしまったところでは、「あれ?結構残酷だな」と思いました。
子どもの時にも読んだはずですが、大まかな筋だけ覚えていて、細部はすっかり忘れていました。
子どもの頃には、何も思わずに読んでいたのですが
大人になって読み返してみると、子どもの頃に気付かなかったことに気付くものです。
子どもの頃は、ランプからランプの精が出てくることが一番の驚きでした。貧しい境遇から裕福になるというのは、庶民の夢の象徴のようなお話だったのではないかと思いました。