深い深い森の中にあるイスくんに、森の友達たちが、「イスくん、あそびましょ」「イスくん、あそぼう」「イスくん イスくん、あそびましょ」って誘ってくれます。どんなにその言葉に勇気をもらって嬉しいだろうと思いました。みんなは、イスくんを連れて遊びに出かけます。イスくんは、「くふふ」とどんな時も言うだけですが、自分も仲間に入っていることがとても嬉しいと思いました。イスくんの足を動かしてみる友達ですが、「頑張ったら動くようになるかも」と、言ってくれるのですが、その時には孫の姿を思いました。イスくんのようにそんなふうに素直な気持ちも言って貰えて一緒に遊んでもらえたらなあって思いました。一番最後のイスくんの言葉、「くふふ、あそびま〜す」にとても好印象を持てて爽やかな読後感を持てました。