ひろ〜い、地平線の彼方まで見渡せる広い南国でハンモックに揺られるアリゲーくん。私もこんな風に眠ってみたいというのがまず一番にきまして、そして星を繋げ夢みるアリゲーくんに、もう一発ノックアウト。母が。先に。
なんてイマジネーションに満ちた絵本なのでしょう! なんてスケールが大きいのでしょう!
星を繋げて形を作る。お話を作る。古代から息づく遊び、そして生きてゆくための知恵。
子供に想像力と創造力、そして知恵を与えてくれる素晴らしい絵本です。ぜーひ キャンプの時など満天の星空の下で読んであげたい。
またアリゲーくん達は夜のお散歩とだけあって、月明かりの中を静かに静かに歩いてゆきます。何度も出てくる「しーっ、しずかに」というフレーズのおかげで おやすみ前の雰囲気作りにもなります。最後は「オヤスミナサイ」です。なかなか寝ない子も、大きな星空のもとでゆったり静かな気分で眠れるのでは。
装丁もなかなかに素敵です。娘ばかりか母までもが、大のお気に入りの絵本。