種子島に伝わる昔話です。
塩を食べるおばけ「ひょうたんめん」がおとじろうまごじろうさんを
襲います。知恵比べの末、ひょうたんめんはつかまり、村人たちは
安心して山道を通ることができるようになります。
こわいおばけひょうたんめんですが、その表情はユーモラスで
憎めないおばけといった感じです。悪さをするおばけなのに最後はちょっとかわいそうな気さえしてしまいました。
神沢利子さんと赤羽末吉さんのコンビで「昔話」の世界を満喫することができます。
手元におきたい一冊ですが、残念絶版です。
ぜひ、図書館で手にとってみてください。