ねずみの歯医者さんの治療のようすが、おもしろおかしく描かれています。小さなねずみさんが大小関係なくさまざまな動物の歯を治療しているので、その工夫を絵のなかで細かく観察するのが、また楽しいです。
ねずみさんを食べてしまいそうな動物はお断り!っていうのが、笑えます。そこに登場する虫歯もちのきつねさん。彼とチュー先生とのやりとりがどきどきわくわくさせられるんです。
虫歯になったことがある人なら、虫歯をなんとかしてほしい!と切望するきつねさんの気持ちがよくわかるでしょうし、虫歯が治ってすっきりした気持ちも共感できるでしょう!
チュー先生の歯医者さんとしての真摯さやプライドを感じるとともに、ちょっぴりやりすぎかな?と思えるジョークもぴりりと効いて、なんとも痛快な気持ちになりました。