少年がパンツをはく話。
1970年刊行。世代を超えたロングセラー。
お話がわかりやすいので、絵を見ているだけでもいいと思う。
小さい子どもの頃、何故か下半身すっぱだかの子どもが、その辺で遊んでいることがあった。風呂に入った後に、なかなか服を着ないとか、いろいろあったらしい。
本人は記憶にございません。
確かにパンツをはくのは高度な身体能力が必要で、片足で立ちながら、両手で作業をする、という難しい事を、よくできるようになったなあと、中年になってから、改めて思う。
病気やけがなどで体がうまく動かせない時に、健康で体が自由に動かせる有難味を知った。小さい子どもの頃、いろんな事ができなくて、悔しかったことも思い出した。
1つ1つできるようになって、本当にうれしく、有難い事だとわかった。
これからは、自分でできることが増えていくように、今できることはずっとできるように(維持)、ますます健康になってやろうと思った。
絵本の趣旨とは違うと思うけど、「自分でできる」尊さ、有難さが身に染みてわかった。