コロナ禍で今まで年に何回も帰省できていた片道たった3時間半の実家にめったに
帰れなくなってしまっていました。
ちょうどコロナ前に高齢の両親にLINEの使い方を
伝授していたおかげで写真も声もやり取り出来て日々の
情報交換には困らなかったのですが、ある日ふと子供たちが
ばあばにお手紙書きたい!と言い出しそこからはがきの
やり取りが始まりました。
すると、コロナ禍でもちゃっかり自分磨きをしていたばあば。
いつの間にやらヘタウマ絵手紙を身につけていて
季節ごとにほっこりした絵と文を披露してくれるように
なっていました。
この絵本ででてくるばあばからのお手紙の絵がすごく素敵で
絵本の絵のタッチとはまた違った良さがあるなあと
思っていたら、実際に90代のおばあちゃんの手による
ちぎり絵だったんですね!
この作者の方はかなりお年を召されてからちぎり絵を
はじめたとのこと。
きっと人はどんな状況でも何歳になっても、見てくれる人を
喜ばせるために色んな事をはじめられるんだなあと
しみじみ思いました。
こんな時だからこそ、誰かに手紙を書きたくなる、そんな絵本です。